AIJ問題-厚年基金~保険料上げ・給付減額・積立不足の穴埋め難しく  

” 厚生年金基金はトラックやタクシーなど中小企業の同業が集まって作っている「総合型」と呼ばれる基金が全体の7割強を占める。これらの基金の母体企業は、年金給付に必要な積立金の不足分を穴埋めする経営体力に乏しい。
 厚年基金の財政状況を改善するには保険料率の引き上げや、給付減額をする必要がある。しかし、従業員の賃金が伸び悩むなか、保険料率の引き上げは容易ではない。給付減額もOBの反発が強く、実現は難しい。
 一方で経営体力のある大企業の厚生年金基金は、厚生年金資産を国に返し、確定給付企業年金に衣替えした。その際に多くの基金は、保証利回りを2・5%にした。5・5%の厚年基金と比べると負担を軽くしている。
 ところが、積み立て不足がある厚年基金は、厚生年金資産を切り離すことが認められない。財政難ばかりの厚年基金が残り、高利回り投資に走ってしまう悪循環を招いている。”

 (本文は2012.2.25日本経済新聞朝刊記事から)

[編注,コメント]

 積み立て金不足で基金の解散もできず、財政改善のための「保険料上げ・給付減額」もできない中小厚生年金基金の実態を記事にしている。



労務安全情報センター
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