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関越バス事故「労働時間記録なし」、書類送検も視野に事実関係を調査  

 [以下””内はスポーツニッポン
 2012年5月11日記事から]

” 関越自動車道の高速ツアーバス事故を起こしたバス会社「陸援隊」(千葉県印西市)が、賃金台帳に労働時間を記載しないなど複数の法令違反をしていた疑いがあることが11日、厚生労働省の調査で分かった。同日の民主党の会合で公表された。

 成田労働基準監督署は既に陸援隊の針生裕美秀社長らの事情聴取を開始。書類送検などの対応も視野に入れ、事実関係を調査している。

 厚労省によると、陸援隊は他にも時間外賃金や割り増し賃金を支払っていなかったり、労使協定を結ばずに8時間以上の労働をさせたりした疑いもあるという。

 一方、小宮山洋子厚労相は11日、日本バス協会と高速ツアーバス連絡協議会に、労働基準法が定める労働時間の順守や労働者に対する年1回の定期健康診断の実施などを徹底するよう書面で要請した。”


[編注、コメント]

 バス運転者の労働条件の改善を図るため、労働大臣告示「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」(改善基準告示)が策定されている。

 その基準は例えば、

1) 1日の運転時間は2日(始業時刻から起算して48時間をいう。以下同じ)平均で9時間が限度。

2) 連続運転時間は4時間が限度。

3) 4週間を平均した1週間当たりの運転時間は原則として40時間が限度。
   但し、貸切バスを運行する営業所において運転の業務に従事する者、貸切バスに乗務する者及び高速バスの運転者について、書面による労使協定を締結した場合には、52週間のうち16週間までは、52週間の運転時間が2,080時間を超えない範囲内において、4週間を平均した1週間当たりの運転時間を44時間まで延長することができる。

4) 時間外労働及び休日労働は1日の最大拘束時間(16時間)、4週間の拘束時間(原則260時間、労使協定があるときはポイント2(1)の条件の下で286時間まで)が限度。

5) 休日労働は2週間に1回が限度。など。

 しかし、陸延隊の場合、日雇い的な雇用がなされていたとの情報もあるようだ。
 それでは、前後の疲労の蓄積に目配りする体制はとれない訳だ。そもそも、改善基準告示では、基本的に「日雇い雇用対策はなされていない。」

 なお、改善基準告示の詳細は、以下の資料からご確認願います。

⇒ http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/kantoku/040330-11.html



労務安全情報センター
http://labor.tank.jp
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