OECD「雇用アウトルック2016」における日本分析
OECD 「雇用アウトルック2016」
経済協力開発機構(OECD)は2016.7.7、「雇用アウトルック2016」を発表した。
2017年のOECD諸国の労働市場の状況について、「全体として平均就業率の回復は見込まれるものの、実質賃金の伸びは緩慢で、賃金上昇停滞の長期化が懸念される」と分析。
https://www.oecd.org/tokyo/newsroom/job-market-recovering-but-wage-growth-remains-weak-japanese-version.htm
このうち、日本に対する分析では
①労働市場の状況
長期失業者割合がOECD平均より高い、また、労働市場の好調が、特に下位職の労働者の賃金上昇には結びついていない。
②職場における能力活用
日本の労働者の読解力と数的思考力はOECD諸国でも最高水準にあるが、日本では多くの労働者の能力が十分に発揮されてない
③社会的弱者となっている若者がとりわけ懸念される
低スキルニート(働いておらず、教育や訓練も受けていない若者であって、最終学歴が高校中退以下の層)は労働市場から永久に取り残される危険性にさらされている
などの指摘がなされている。
以下のURLから直接の分析文に当たることができる。
http://www.oecd.emb-japan.go.jp/pdf/1_Employment-Outlook-Countrynote-Japan-JP.pdf
[編注、コメント]
とりわけ、目新しい分析ではないが、恒例の「OECD雇用アウトルック2016」を発表である。
労務安全情報センター
http://labor.tank.jp

経済協力開発機構(OECD)は2016.7.7、「雇用アウトルック2016」を発表した。
2017年のOECD諸国の労働市場の状況について、「全体として平均就業率の回復は見込まれるものの、実質賃金の伸びは緩慢で、賃金上昇停滞の長期化が懸念される」と分析。
https://www.oecd.org/tokyo/newsroom/job-market-recovering-but-wage-growth-remains-weak-japanese-version.htm
このうち、日本に対する分析では
①労働市場の状況
長期失業者割合がOECD平均より高い、また、労働市場の好調が、特に下位職の労働者の賃金上昇には結びついていない。
②職場における能力活用
日本の労働者の読解力と数的思考力はOECD諸国でも最高水準にあるが、日本では多くの労働者の能力が十分に発揮されてない
③社会的弱者となっている若者がとりわけ懸念される
低スキルニート(働いておらず、教育や訓練も受けていない若者であって、最終学歴が高校中退以下の層)は労働市場から永久に取り残される危険性にさらされている
などの指摘がなされている。
以下のURLから直接の分析文に当たることができる。
http://www.oecd.emb-japan.go.jp/pdf/1_Employment-Outlook-Countrynote-Japan-JP.pdf
[編注、コメント]
とりわけ、目新しい分析ではないが、恒例の「OECD雇用アウトルック2016」を発表である。
労務安全情報センター
http://labor.tank.jp

- 関連記事
-
- ブラジル、70年ぶりに大幅労働法改正(労働規制緩和) (2017/07/17)
- 日米産業別労働生産性水準比較 (2016/12/29)
- OECD「雇用アウトルック2016」における日本分析 (2016/07/23)
- 雇用関係を結ばずにインターネットを媒介にして働く労働者が1,030万人に (2016/03/26)
- 米、大統領令で「7日間の有給病気休暇を制度化」 (2015/09/10)
スポンサーサイト
- [2016/07/23 11:08]
- 海外労働事情 |
- トラックバック:(0) |
- コメント:(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
トラックバック:
この記事のトラックバック URL
http://labor2.blog.fc2.com/tb.php/539-46143e7a
- | ホーム |
コメントの投稿