FC2ブログ

製造業の直接雇用が派遣労働に置き換わっている実態 

製造業の雇用
(直接雇用と派遣労働)



2018.1.13付日本経済新聞 朝刊記事から

記事タイトル:「製造業、派遣料大幅上げ 車・半導体で2割程度 期間工の法改正や好況… 人材不足に拍車」

 「製造業派遣の派遣料金が大幅に上がっている。(中略)
 製造現場の人手不足は解消する手立てが見えない。派遣のニーズは高まる一方で、料金引き上げは派遣社員の待遇にも反映されてきた。(中略)
 高まるラインの人手を派遣従業員で賄っている。自動車のほか電子部品や半導体でこうした動きが顕著になっている。(中略)
 派遣社員の引き合いに拍車をかけているのが有期雇用の期間工を巡る「2018年問題」だ。13年施行の改正労働契約法で、5年を超えて働いた非正規社員は18年4月から本人の希望に応じて無期雇用への転換を申し入れできるようになった。無期雇用の製造工を自社で多く抱えると固定費が膨らむ。このため派遣会社が無期雇用する派遣社員の活用に目を向ける企業が増えた。こうした背景から「派遣シフトが急速に進んでいる」(製造業派遣会社社長)。今後、工場が5年を前に契約を更新しない雇い止めが増える可能性もある。(以下省略)」(2018.1.13付日本経済新聞朝刊記事より)


[編注、コメント]

 ここのところの人手不足で、製造業派遣の派遣料金が大幅に上がっているという記事である。
 確かに派遣料金の引き上げは、その一部が派遣労働者の賃上げに回される仕組みではあるが、問題は、「無期雇用の製造工を自社で多く抱えると固定費が膨らむ。このため派遣会社が無期雇用する派遣社員の活用に目を向ける(製造業の)企業が増えた。こうした背景から「派遣シフトが急速に進んでいる」」という実態である。このような形で、製造業の直接雇用が労働者派遣に置き換えられており、今後、さらにそれが浸透、定着してゆく実態には、注意が必要である。
 この問題は、製造業派遣の是非が議論されたときの大きな論点でもあっただけに、制度のあり方を含め、再度議論が必要になるかも知れない。



労務安全情報センター
http://labor.tank.jp
labor100-75.jpg
関連記事
スポンサーサイト

コメント:

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック:

この記事のトラックバック URL
http://labor2.blog.fc2.com/tb.php/723-89cf1a7e